温暖化対策啓発を目的とした紙のトランプゲームをスマホ対応版トランプゲームアプリへ
横浜国立大学松本研究室から依頼いただいたのは、温暖化対策啓発を目的とした紙のトランプゲームを元に、スマホ対応版トランプゲームアプリを開発してほしい、というものでした。
この温暖化対策啓発を目的としたトランプゲームとは、「ページワン」というトランプルールを採用し、「製造」「使用」「廃棄」という製品のライフサイクルで排出されるCO2を表示したカードを使って、手札のCO2排出量合計の少なさで順位を競うというもの。製品やサービスからCO2が排出されていることを実感してもらい、CO2排出量が少ないものを選ぶ方法やCO2排出量を減らす行動を考えてもらうきっかけになることを目的としています。元々は、政府の科学技術調査研究助成によって設けられた「LCA教育手法委員会」の下で、独立行政法人(現,国立研究開発法人)産業技術総合研究所の研究員によって作成されました。
この温暖化対策啓発トランプゲームを使って、横浜国立大学松本研究室と環境教育普及を目的としたNPOと共同で、学校への環境教育実践に取り組んでいましたが、紙のトランプゲームの場合、ベースとなるCO2排出量データを更新する際、印刷など費用がかかることが課題でした。そこで、紙のトランプゲームを元に、スマホ対応版ゲームアプリを開発できないか、との相談を受ける流れとなりました。
この相談を受けて、開発に着手したのは、当社代表がまだフリーランス時代のことです。
2025年5月現在、リリースに向けて、最終調整中です。

